公証役場でクレジットカード決済が可能に
■定款認証とは
法人を設立するには、定款(ていかん)が必要です。
定款とは法人における基本ルールブック、憲法のようなもので、まずはこれを作らないと話が始まりません。
更に株式会社や一般社団法人の場合、この定款につき、設立前に公証人による認証が必要です。
この定款認証にかかる費用は、次の通りです。
①公証人手数料 3万~5万円※1
②保管料 300円
③収入印紙 4万円※2
④謄本 数百円※3
※1 株式会社で
資本金100万円未満:3万円
100万円以上300万円未満:4万円
300万円以上:5万円
※2 書面の定款の場合のみ。当事務所が認証する場合は電子定款のため不要
※3 希望者のみ
■公証役場もキャッシュレスに
ところで世の中、どんどんキャッシュレス化が進んでいます。
この波は官公庁にも及んでいます。
何と2022年4月1日から公証役場でクレジットカード決済が可能になりました。
しかも所得税の納税のように、手数料の上乗せもありません。
ただしQR決済や電子マネー、デビットカード等は未対応です。
また収入印紙等はカード決済不可なので、上記①~④のうち、③は現金で支払わなければなりません。
公証役場と言えば、2019年3月29日からテレビ電話による定款認証も始まっています。
オンライン化、キャッシュレス化がどんどん推進されているわけですね。